人気ブログランキング | 話題のタグを見る

武道カラテ稽古日記

ブログトップ

少年中等部上級審査会&大会準備父兄会

 晴天の日曜日、午後から「少年中等部上級審査会」を行った。
受審者は、小学生高学年と中等部の面々選抜の17名。
いつものことだが、心持ち緊張している様子が見て取れた。

 今回の審査は、基本と型そして連続組手(スパー)主体とした。
上級者としての心構え、姿勢、そして技の正確性と基礎体力。

結果・詳細は個々それぞれに申し伝えるが、全体として不満の残る状態と感じた。
年頃と言ってしまえば、それだけだが「気合」や「挨拶」の声が小さい。
技の正確性、特に基本の正しさに欠ける。
そのため型も、一応出来ているというレベルが大部分。
確かにそれなりに上手い事は認めるが、それだけで上級者とは言えない。
たとえ、小学・中等部と言え、いやだからこそもっと「高見」を目指した姿勢が欲しかった。

組手だけ試合に勝てればいいと言った考えでは先がない。
そんな例は、腐る程見聞きしている。
何の為の「カラテ」そして「稽古」なのか。
どうして「型」が大切なのか今一度、受審者全員深く考えてもらいたい。
無論、子供達にとって難しく厳しいことかもしれない。
しかし、だからこそである。
今、やれなくていつやるのか。
この時期にやれない者は、決して何も伸びない。
たとえ、カラテでなくとも。

定められた事(基本・型)が、定められたように出来るということは、これからの全てに通ずる。
そのことを厳しくとも真摯に受け取り、これからに活かしてもらいたい。
何故なら、私たちは「武道」を志しているのだから。
単にスポーツでは、ありえないのだから。

どこへ出しても恥じない「カラテ」を志してもらいたい。
ただ強い弱いを論じる低次元のことてでは、決してない。
それ以上のことを目指さねば、やっている意味、価値がない。
私たちは、道場や団体の名前で勝負しているのではない。
自身のもてる心身の力をもってのみ、その証としているはず。
ならば、その技量そして見識を高めねばならないはずである。

折角、幼いときから私の元で稽古してきている子供達である。
高い技量と姿勢を目指し本当の「武道」に達しそこから多くのことをつかみ取ってもらいたい。
そう、少年部上がりの先輩たちや多方面で活躍している諸先生たちのように…。


審査後、一息ついてから第一回の「大会準備父兄会」を開いた。
大会前日と当日、ご父兄の皆様にお手伝い頂く内容をお話しさせて頂いた。
いつもお子さん達を数多くの試合に出場させている皆さんだけに話は、早い。
今回は、顔合わせの意味合いも含めてでしたので詳しい事は、また2月の段階で固める事とした。
ちなみに水戸の皆さんに関しては15日からの「納会」にてお話しをさせてもらうことと致しますので、その折はお願い致します。

何にせよ、私たちもより一層精進していかねばならないと感じました。
何をするにせよ、子供達が私たちの「背中」を観ているのだから…。
稽古の姿勢にせよ、物事への立ち向かい方にせよ。
何が大事か、何を大切にしていかねばならないか。
私たちが、範を示さねばならない。
そのためにも、ご父兄や関係者の皆様により一層の御協力・ご賛同をお願い致します。
少年中等部上級審査会&大会準備父兄会_a0026020_1972156.jpg

by katsumi-okuda | 2012-12-09 19:08 | 稽古日誌