2005年 01月 05日
物事の始まり…
5日、世の中では仕事始めの人達も多いようですね。かく言う私も、そうです。
年の始めにさて今年は何をしようとか何を成し遂げよう等と考えるのも人の常です。 しかし、それが、続くかそうでないかはその人の気持ち次第。 もう一つの職業柄(私塾運営・進学進路指導etc)さまざまな相談を受けます。 進学相談を始めとし学習上や生活一般での悩みごとなど多岐に渡ります。人の相談に乗っていると、ふと自身の悩みや心配事にぶつかった時に改めて考えてしまうことがあります。どんなに難しそうな悩みごとや心配事も、場を変え時を隔てて考えてみると大変シンプルな解答に行き着くことが、多々あります。そんな切り替えの「場・時」を持てるのが、私達武道をやっている者の最高の利点だと思います。ですから、ここのところいろんな物事に行き詰まったら、まず全ての「基本」に帰ることにしています。 例えば、仕事に行き詰まったら、目に付いたところから「掃除」を始めます。いつのころからか知りませんが、これが習慣になっています。これは、道場でも家でも同じです。多分、身体を動かし綺麗にすることのみに集中しているのが私にとっていいのかもしれません。また、こんな習慣が、一つの物事をやる上でもっとも大切な「継続する力」を培ってくれたものだと感じています。 毎日の習慣の中で「良い習慣」を身に付けることの大切さは、大人も子供も変わりません。まして大人が、その良い習慣をつけようと努めている姿から子供達は、知らず知らずに多くの事を学んでくれるものだと確信しています。ですから、私同様世のお父さん方は、特に意地でも頑張らなくてはならないものだと考えます。もちろん私の持論ですが、どんなことにも効果があると考えています。良い習慣は、悪い慣習を駆逐していきます。毎日の小さな行いを正すことこそ実は、自身の大きな夢や願望を現実のものにしていくための大切な一歩なのではないかと考えています。 武道ならばふだんの「姿勢」を始めとした生活全般、暮らすこと生きること全てが、武道ではないかと確信しています。 難しそうな道ですが、答えは、やはりシンプルなのではないでしょうか。 一年の計をたくし、今年も道場生の皆さんと一緒にその「道」を創造し一歩づつ確かに歩んで行きたいものだと、あらためて昨日の疲労感を感じつつ思い直しています。
by katsumi-okuda
| 2005-01-05 11:58
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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