2012年 04月 09日
今の形を…
今年は、少し遅いような気がします。いつもなら散り始める頃なのに、やっと満開の今年。散り行くとその先に、ほんの少しの「新緑」の時が、私は好きだ。花見は、どうも苦手だ。単に人ごみが苦手だと言うこともあるが、花見のために周辺が、大渋滞…いつもの倍以上の移動時間がかかってしまうのは、勘弁してもらいたい。
さて、道場の予定としては連休中に「型のビデオ」を撮ろうということになりました。 一応、一日で終える予定でいますが…上手くいきますか。 当然、水戸のS場さんに撮影をお願いしての話しです。 私と師範代で交互にやる予定ですが、さて、どこまでどうやるか少し思案中です。 ただ複雑な思いもあります。 誰でもそうなのでしょうか…私は、今の自分の「姿」を残すのは苦手です。 未だ自分の型が、未完だからなのですが、そんなことも言っていられないので…。 確かに「今の自分」を残しておくことも大事だとも感じております。 ですので、出来る限り「正しく」やりたいと思っています。 「若い人たちの型は、なんか賑やかで覚えづらいというか、見辛く感じる」 と道場の女性の方々から言われました。 「先生のほうが、絶対覚え易い。余計なものが何もない。一つ一つが基本のままだし…」 言わんとしてることが、わかります。 無論、力を入れたり型をやる状況によっては、相違もあるでしょうが総じて私の型には「雑味」「荒れ」がないように感じられるのかもしれません。 極力、皆さんに指導するときは、技や動きに余計な動作や癖を入れないようにしています。 そうでないと型そのものが、変遷しかねません。 動きを伝えていくとは、ある意味「伝言ゲーム」のようなものです。 ですので、より正しく伝えていかなくては、意味がないと感じています。 そのため今回の型の映像化に関しては、極力「教本」の意味合いを込めたものにしていきたいと思っています。ですが、ある程度納得して(妥協して…)先に進めていかないと終わらなくなりそうでコワいですね。というより、わざわざ手伝ってくれる皆さんに申し訳ないですから…。 …でも、今から考えると呻吟としてしまうのは…何故でしょうか。
by katsumi-okuda
| 2012-04-09 00:20
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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