武道カラテ稽古日記

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上手になる方法…試合に勝つための要素

 現在の競技に照らし合わせ考えてみましょう。
私たちの競技は、もちろん定められたルールのもと行われます。
そのためそのルールに基づく「試合運び」または「身体の鍛え方」が必要となります。

 今の時代、有り難いことにネットを調べれば過去の試合はいくらでも出てきます。
そこで大切なのは、客観的な視点に立ち、自分にあった戦い方や稽古法を探ることです。

一時期私は、調べたことがあります。
一試合で使われている「攻撃のパターン」の種類…ほぼどんな試合でも約70%近くが「突いてからの蹴り」であり、もっと言えば「1,2からの下段及び中段。もしくは1,2,3からの蹴り」に集約されていました。つまり、その攻撃パターンを上手く出せる選手もしくは、上手くそれらを捌ける防げる選手が、勝ち上がっているとも言えるのです。

勿論、例外もあります。
遠目から足技を駆使し、相手に付け入る隙を与えず一発で勝負する選手や、徹底的な回り込みを武器に戦う選手、またはトリッキーな技を駆使する選手など…。
しかし、そんな選手は、やはり稀といえます。
特化した技量を身に付けているか、人並外れた身体的特徴があるかなどですから、一般論としては除外となるでしょう。

さて、試合経験の浅い人たちなどが、これから勝ち上がる為に必要なこととは。
自身を客観視出来るということが大事。
何が長所で何が弱点かなどを考えることが大切です。
また、それらから導き出せる稽古の質や量を考察することも重要です。

 試合に臨む三要諦 
一、800m全力疾走で3本以上平気で走りきるスタミナ。
二、打たれ強さと同体重の者に負けぬ筋力(脚・腹・腕&背中)
三、一定の技量とそれを平生に使いこなせる胆力


 どう頑張っても、避けられない一つが「ド突き合い」になる競技特性
そのため特に「打たれ強さ」は必須と言えます。
それなくして相手に攻撃を仕掛けることも出来ないと知りましょう。
無論、理想は「打たれずに打つ」ことですが、そう簡単な話しではありませんね。
ですから、相手の打ってくると同時に合わせて打つくらいの気概は、持たねばなりません。

 そして、そのために必要なこととして「実戦的な経験」なのです。
相手に打たれながら、打つ稽古が、その一つとして上げられます。
相手の打突をもらう、すると自身の身体は、前後左右に振られる
それでも心身共に安定を保ち、正確なパターンを繰り出せるようにすること
そのためには、相手に押し負けない体力と胆力は、必須。
それが「打たれ強さ」なのです。

 よく観る光景…
応援する自分の選手が相手より小さい場合、打たれ負けしそうになると「廻れ!!」と声をかけている。
ある意味あっては、いるのですが、いきなり廻っていては、追いかけられてしまい効果は薄いのです。
その場合、まずは相手の懐深くに素早く入り込み、効かなくとも構わないから連打をします。
そして、相手が応戦しようとする刹那、相手に密着しながら回り込むことです。
ただ、この場合、相手以上にスタミナが必要であり、一定の打たれ強さもなければなりません。
そして、出来ることなら「内側から崩す」ことも忘れてはなりません。
ただ、だからと言って、それらに固執していても駄目です。
相手のその時に応じ「自在に変化」出来る心身がなければなりませんね。

 どちらにしても、試合までにあらゆることを思考し稽古に反映させなければなりません。
どんな分析も、それで終わっていては「机上の空論」です。
思考し、どこまで実戦に近づけるかです。

人の身体というのは、正直に出来ています。
慣れていけば、心が感応します。
打たれる恐怖というものは、本能です。
そして、それに慣れること理性で制御するということが、一つの鍵なのです。

いくつかの基本的な「攻撃パターン」が、その時に正しく出ること。出せること。
それを心において稽古することが大事でしょう。
そして、その壁を越えていくとき、その選手は「一流」と呼ばれることでしょう。
実は、それだけ、それが難しいのです。
by katsumi-okuda | 2012-03-17 03:01 | 稽古日誌