2011年 08月 30日
久しぶり…水戸稽古指導
…やっぱり、涼しい…
水戸の道場について車外にでると、すぐに実感出来る。 体感で5度以上涼しく感じられます。 月曜時間を作り水戸に指導へ行って参りました。 水戸道場の子供達が、今度の福島大会への出場を決めています。 ほぼ初出場ですので、稽古と少しの心構えの指導の為に…。 といっても、基本は楽しく稽古してもらうこと。 そして、その延長で試合に臨んでもらう事。 「勝つ為には稽古はしなくてはならない。でも、稽古をいくら積んでも勝てるとは限らない。」 まして、子供達の場合、本人のもっている資質・ポテンシャルが大きくモノを言う。 そして、場慣れは必須。ですから、初戦で勝ち上がる事は、大変難しい。 ですが、その「挑戦」する意義は大きく、そしてとても貴いものだと思っています。 相手とコンタクトする競技の場合、協調性や親和性が高まるという、今、脳科学で証明されていることですが、私たちは経験則として、そのことを実感しています。 特に子供達の場合、大人と違ってスポーツなどで、そのことを体験することが大切だと言われています。ただし、一生懸命そのこと(試合やそのための稽古)に取り組む事が必要であり、結果は正直、そのときの運(!?)次第、勝てるにこしたことはないですが、必要以上にこだわらないこと。 ともかく、目の前にあることに「全力」で、そして「集中」して取り組むことが大事。 例え、勝てそうにない相手であっても、必要以上に緊張したり萎縮することなく、もてる能力を全力でぶつけてみる気持ちをつくり、体験してみることです。 そうすることで、次に出会うであろうさまざまな「壁」を前にして戸惑う事もなく、まして腰がひけることもなくなる心が養われるものなのだと思って頂きたい。 ただ小さな道場生たち(今回、幼年部出場の三男坊)には、なかなか難しい事はわからないかもしれませんね。ですから、より以上にご父兄や周りのサポートは必要だと思っています。 その点、水戸のお姉ちゃんたちやY田三兄弟は、素晴らしいと思います。 ただ少し心配なのは、それだけに本人や周りが「甘い」かもしれませんね。 実を言うと私も、小さな頃(多分、三歳児前後)からやっていますが、当時の事は断片的な事しか覚えていませんが、ともかく「楽しかった&厳しかった」ということです。 当時の事ですから、甘え等ありません。 ぐずっているようなら、即外に出されました(冬だと雪の中にぶん投げられた…ことを覚えています) ただ、それでも自分を「男」として扱ってくれたことに嬉しかったことを覚えています。 理解させることも、言い聞かせる諭すことも大切です。 ですが、時として「厳しく」接することも、見放す事も必要と思っています。 ですから、私の道場で基本的に父兄の見学は出来ない事になっています。 そのほうが、子供達なりに違う面を見せ、個々の成長が促され易いと思っています。 小さい道場生たちは、少しずつ、そんな経験をして欲しいと思っています。 ともかく、みんな元気ですし、楽しそうです。 そして、それが一番です。 私たちの一般の選手稽古でも、それは変わらないのです。 皆、笑顔で明るく、そして最も厳しい事を進んで取り組んでいるのです。 暗い顔して、厳しい事は長く続きません。 出来れば、明るく楽しく、そして厳しく辛い稽古をする事です。 そして、それが私たちのモットーでもありますからね…。 試合までの日々、特に子供達は怠る事なくふだんの日常を大切にして下さい。 しっかりと勉強し、しっかり楽しく遊ぶ。 何事も全力で出来なければ、いざというときに心身、動くモノではありません。 ふだんが大事…なのです。
by katsumi-okuda
| 2011-08-30 13:55
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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