2011年 07月 06日
せめぎ合い…ですね。
この時期の稽古が、一番辛いかもしれません。
夏本番の方が、少し身体も慣れるせいか、それほど蒸し暑いのも気にならなくなります。 しかし、この時期は…まだ、身体も慣れてない上に「蒸し暑い」ことこの上なし…。 道場の構造上の問題かなとも、思うのですが、致し方なしですね。 途中から「酸素が薄く」そして「吸う酸素が暑い」…結果、吸っても体力が戻り難い。 本来なら、運動に適した室温と湿度では、到底無い。 しかし、そこは「慣熟」しなければならない旨もありますし… 体力とのせめぎ合いですね。 絶対に無理はいけません。 私にしても、やりながら体力を俯瞰・客観視しています。 少しでも、調子がおかしかったり、気持ちがふだんより悪ければ、迷わず中断します。 確かに、その見極めは難しいのですが…。 夏場の稽古は、自身の事もそうですが、少年部や壮年そして一般のみなさんの様子も気にかけなければなりません。稽古にくるまで、またその前日、その人がどんな体調であったかは、分かりづらいものがあります。ですから、稽古の度に「顔色」を見なければなりません。 ただ、その意味「選手稽古」に近い場合、もっと分かりづらくなりますね。 元々、みんな体力のある人たちです。 途中で止めてしまっては、つけようとしているスタミナも抵抗力(温度・湿度)も上がってはいきません。かといって、それ以上を求めてしまうと…。 その辺りの見極めは、一重に指導する私にかかるのですが、上級者のみなさんは、自身で的確な判断を下されるよう努めて下さい。 無茶はいけません。 しかし、出来る無理をしなければ先にいけない。 そのせめぎ合いの為にも、ふだんの「地の稽古」が、大切になります。 下の者に無茶をさせないためにも、指導に立つ者は、その辺りを良く見極め、そして経験して頂かなければなりませんね。 どちらにしても、暑い時期です。 慣れるまで、皆さん無理はなさらないよう努め稽古に臨みましょう。 そして、ふだんの生活から「体力」を作れるように致しましょう。
by katsumi-okuda
| 2011-07-06 00:39
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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