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武道カラテ稽古日記

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それぞれの意味…継続と選択

 春になり5月の連休を過ぎた頃から、特に学生さんたちのそれぞれの「選択」が始まります。
新しく中、高校生になった人たちは、それぞれの日常の中で新しい事柄や勉強に勤しまねばならなくなります。その中にあって、今までやってきた「カラテ」をどう位置づけていくか、または「継続」していくことが出来るか…そして、その意味とは…。

 何事も、その頭一つでやっているのですから、型にせよ組手にせよ、ましてふだんの些細な稽古にしても、懸命、真摯に取り組まなければなりませんね。
そうすることが、あなた自身の全てを作るのですから…。

 ことあるごとに私は、道場生たちにそのことをよく言います。
ただ、本音を言えば折角初めたことなのですから、本当にモノになるまでやって欲しいところなのです。少なくとも十年以上やらねば、ある程度のモノは顕わせません…何事もです。

 特に中学校そして高校生ぐらいまでは、ある程度、自身に強制的な継続を強いる事が大事だと思っています。時として惑う年代ですから、無理強いでも時間を作り稽古に専心することも必要だと思っています。それが、後の自身を強くしっかりしたものに作る元になるものと確信しています。

ちなみに今いる多くの指導員は、少年部からの継続組です。
皆、立派な青年であり志高く、日々を過ごしくれています。
そして、何より「上手く強い」と各界から認められています。
それらが何よりの証だと思っています。
 よく聞く話しなのですが、学生さんでも社会人でも、忙しいくらいの人のほうが何故か成績も良く、そしてカラテも上手く強いということです。何事も、相乗効果というものなのでしょう。

ともかく、これから社会に出て行く若い人たちにとって人と違うことが出来るということは、一つの財産でもありましょう。それが、日本を代表する武道であれば尚の事です。
少なくとも、人様に認めてもらえる程に稽古、精進はあるべきです。
週に二〜三時間程度、稽古に時間を割いたくらいで本業(学業)に差しさわるようでは、酷な言い方ですが、何事も大成しない。本人が、やるという意志が強ければ何事も出来るものです。
そして、それを実施出来る者だからこそ、学業にあっても成績優秀なのだと確信しています。

 ただ社会人の方々の場合、なかなかそうもいかないのが実情ですね。
それでも、出来る限り心を砕き稽古に臨まれている方々は、明らかな効果をいろいろな物事で上げられているということも事実です。
また、例えば、若くみえると言われる副産物も、そうだと思っています。

何はとまれ、続けられるものなら続けて頂きたいと願っています。
それだけ価値のある事をやっているのですから…。
また、価値あるモノにしていかなければ、日々の稽古は無駄になりましょう。
このような時節です。
カラテを一つ上の武道にまで引き上げるのも、また自分次第、心がけ次第です。
by katsumi-okuda | 2011-05-01 23:00