2011年 04月 15日
ふだんを大切に
週末の大会に向けて、各自の調整は最後となりました。
その中で、ここ数回試合に積極的に出ている少年部のTくんがいます。 彼は、今度の東日本大会で型と組手の両部門にエントリーします。そして、型は初めての出場となります。まだまだ、これからですが、ともかくいつも一生懸命に型をうっています。一つ終わるごとに汗だくになっています。試合での結果は、そのとき次第ですが、その心意気と「ふだんの姿勢」だけで、私は、合格点をあげたいと思っています。 何事も、最後の最後まで諦めず、懸命で最善の努力をする姿勢は何ものにも代え難い。 それを見事に今、体現してみせてくれています。 試合の結果云々より、この経過は彼に、これから多くの糧を与えてくれるモノと確信しています。 まずは、目の前の一試合から是非勝ちたいモノですね。 今回は、特にそう思っています。 …しかし、試合は…やってみなければ、フタを開けてみなければわかりませんね。 あとは、試合に出られるすべての選手の皆さん、体調を崩さぬように留意して下さい。 ということで、本日の稽古後半、一通り型をさらいました。 この調整期間の折り、選手たちにとって自分の心身が、今どんな状態にあるか確かめる為の意味合いがあります。また、心身の調整と統一をかねて各人が、思い思いの感性を磨くときでもあります。 また、一般の皆さん、ふだんの型の稽古の意味合いとしては、組手の一葉だと解して頂きたいと思っています。全員で型を揃えていくということは、組手で相手の呼吸に合わせるという事に等しい。 それから相手との呼吸、力の抜き差しや強弱を擬似的に型を通し体験していく。 いついかなる時、そしてどんな状態であっても、自身の心身の有り様を客観視する鍛錬となる。 しかし、そのどれも、自身の「意」が強くなければならないことは、言う間でもない。 ただカラテをやっている以上、ある程度「見せられる」型は出来た方が、いいに決まってますね。 特に若い人たちや子供たちは、同じカラテをやっている者同士が、これから顔を合わせることもあるかもしれません。その時、型を知らない出来ないでは、その人自身が恥をかきますね。 何から何まで覚えてなくてもいいと思います。 その帯に相応しい型を正しく丁寧に出来ればいいと思っています。 難しい型が、出来たから偉い凄いのではありません。 一つの型が、どれだけ「出来て」いるかどうかです。 カラテを知らない人が、見ても「あの人は上手だ」と言ってくれるような型が出来れば、いいと思っています。特に子供たちには、その型の難しい意味合いよりも、そのことに重きをおいて稽古に臨んでもらっています。その結果、過程でより深い意味合いや効用を求め、より以上に型をやってくれれば尚良しとも思っています。 何にせよ、もう道場は灼熱と湿気の場となっています。 これからが、大変で、そして稽古後、最も爽快なときでもあります(個人的には、それも好きですが…) 皆さん、自身に合わせて頑張りませふ…。 …あっ…封印していた写真は一部公開しました。 仕舞っていても、何か変な感じですし…ただ、見せてもいい写真だけですけど… 「師範代でも、色帯のときが、あったんですねぇ」 「師範…(こらこら絶句するな!!)…凄い痩せてるけど、やっぱり師範だ」 「昔のブロマイドみたい」…見せたは、いいけど、言われ放題でした。 写真がみたい人は、いずれ見せますが、ここでの公開はしません。 流石に…。
by katsumi-okuda
| 2011-04-15 01:15
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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