2010年 07月 30日
実戦、試合に向けて…
秋から各県での試合・大会が始まります。昨年と変わらず出場する者、仕事や学業に追われ辞退する者、そして久しぶりに試合の場に立とうとしている者…少なからず、皆いろいろな思いを込めて「その場」に向かおうとしています。
だからこそ、ふだんの「心構え」を今回は、特に問いたいと思っている。 出来る事ならば確かな環境と条件、十二分な稽古をそれまでに積んで欲しい、又やらせてあげたらと思う。しかし現実は、そう思う半分にも至らない。 そして、それを嘆いてばかりもいられない。 出来る限りの準備をし、思う限りの「意」を通した稽古をして欲しいと思っている。 競技としての組手は、日々進化している。 去年使えた技や動きが、例え同じ相手であっても通用しないのが試合である。 だからこそ、ふだんの稽古で何を考え、何を感じながら自身をくみ上げていけるかが大切である。 負ける為に、負けていい試合だったと慰めの言葉を聞く為に試合に臨む者は、誰一人いない。 出るからには絶対に一つでも勝つという強い気持ちで臨むのが、選手としての「基本」である。 そして、そのためにも「思考」した稽古をしなければならない。 試合に臨む為の最低限の体力は、つけて当たり前。 その上で各自が、思う手立て、術を組み立てなければならない。 ただ言うは易し、行うは難しである。 そして、ただそれを実行出来た者こそが、次を観る事が出来るのも又事実である。 私には組手の理想型がある。 選手を相手にしたり道場生を相手にそれを現す事は、すくない。 何故なら、相手に妙な癖や違和感をつけさせてしまう弊害が少なくないために普段は使えないでいる。 ただその考え方を選手や道場生に伝える事はある。 しかし、それを試合の場で実践出来る者は… さて、今回の試合に臨む者たちで、それを現してくれる者がいるか否か。 私も、選手たちに沿うように、この暑さに飲み込まれぬよう精進しなければなりません。 ちなみに8月22日(日)午後2時から本部にて「合同選手稽古」を行いますので、選手の皆さんは、元より一般の皆さんも参加出来る方は、お願いします。正味2時間程度の稽古となります。
by katsumi-okuda
| 2010-07-30 01:04
| 稽古日誌
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プロフィール
武道歴四十余年。主たる武道極真カラテ。昭和の名人・達人に薫陶を受け現在、私塾教育経験を活かし新たな指導法を展開。自らも日々稽古を続け、理論と実践の合一を目指しています。
道場指導以外にもスポーツクラブでのカラテ普及に努め、今まで空手に縁のない人たちに空手や武道の良さを知ってもらっています。 カテゴリ
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