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武道カラテ稽古日記

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恒例、連休中「合同型稽古」

 晴天、初夏の暑さを思わせる今日、本部での「合同型稽古」を行いました。
日程的に急のこともあり、各道場から主立った道場生の参加のみとなりましたが、実のある稽古が出来たように思いました。

ふだん同様、身体を十二分に暖め、考えながらミットに向かう。
そのあたりから大量の汗が、全員から滴り落ちる。
その後、敢えて「補強」です。
それには、無駄な力や力みを抜くという理合もありますので、やはり「少々多め」にやってしまいましたが、さすがに参加者のみなさん、ついてこられましたが、あちこちで悲鳴が…。

そして、型の稽古です。
正味小一時間、撃砕(大小)、突きの型、十八(緑帯は平安の型の反復と修正)、平安裏の型
ざっとですが、参加された人たち淡々とこなしてくれました。
観ていて思うのは、やはり上級者の「基本の正しさ」です。
何にせよ型も基本の集合体です。そのことを再考していかなければ、上手くも活用も出来ません。

そして、型は「覚えて忘れろ」の典型と思っています。
特に年長者の皆さんは、覚えてもすぐ忘れそうですと仰ってましたが、実はそれでも構わないのです。
そのとき々の心身の有り様を見定めながらやることも、大事ですから。
ただ暇があれば、少し「復習」しておいて下さい(^^)

「型をどのように自身の組手につかっていくか。」
それをその次に実践してもらいましたが、どうしても、まだまだ勝手が掴めぬ様子でしたが、悩みながらも考えて行うこともまた、大事な稽古となりますので、その姿勢は大いに有効なものとなりましょう。時間も、迫ってきたのですが…折角、集ってもらったのですから…少しやっておくか…と思い。

 LASTで「手技スパー」としました。
ここで「型の時の緩急や出入りを意識しましょう」「型と同様、脇を占めて余計な動きを相手に悟られぬように」という注意のもと、始めてもらいました。
私と師範代そしてK下部くんは、意識するしないにかかわらず、やっていますが、他の皆さんは、疲れてくると、まだ動きに雑さや力任せが、顔を出してしまいます。
それが、特に年長者の今後の課題だと思っていますが、それこそが私たちが目指している一つのカラテの形なのですから精進あるのみですね。

窓を開けると、清々しくも涼しい風が、道場内を通り抜けていきます。
心地よい疲れ…そして、頭の中も…そんな稽古も時として必要と、こんなとき思ってしまいます。
ともかく、稽古に参加された皆さん、お疲れさまでした。
そして、この稽古で学んだことを各道場に持ち帰り、稽古に励んで下さい。
次回は、6月の「錬成会」にてお会いしましょう。

…さて、休みも、あと一日ですが、どうしたものか…。
by katsumi-okuda | 2010-05-04 19:07 | 稽古日誌